百人一首でもっとも人気の高いテーマは「恋」

百人一首は5つの時代と600年をかけたラインナップでできたアルバムです。平和な平安時代から政権争い、戦と徐々にきな臭くなる時代へと以降する時代を表しているのもありますが、ズバリ多いのは「恋」。100首中、43首あり、3分2以上を閉めています。
特に悲恋の歌、結ばれない方の歌、失恋ソングがより盛り上がっているのはなんとも皮肉な話です。
実際にも身分の違い、関係性の違い、すれ違いなどから、結局結ばれないというエピソードも残されており、現代を生きるわたしたちにも非常に共感できる内容も多いのです。 例えば身分「皇族」に属した2人も、歌っているのは恋の悩み。誰もが羨むヒエラルキーの頂点にいたとしても、悩んでいることは私たちとはなんら変わりない他愛無いこと。 そんな人々に親近感を馳せてみるのもいいかもしれませんね。